activities加工部

鋳物技術の高まりと共に急激にのびる
需要と求められる進化に対応。

鋳物屋だけでは終われない時代、
鋳造品にさらなる付加価値を加える高い加工技術を。

素形材部による鋳造品がそのまま世に出て部品となるわけではありません。それを削り、他の部品が組み込める穴を開けて初めて一つの部品ができあがります。鋳造品がどれだけ高品質に仕上がったとしても、質の悪い加工が加われば部品としての評価は下がってしまいます。逆に高い加工技術が加われば、製品にさらなる付加価値を与えることができます。

高い検査技術を持つ機器も開発されていますが、それでも鋳物は削ってみて初めてわかることがまだまだあります。そのため自社で作った鋳造品を自社で加工し完成品として世に出すことは、得意先での不良軽減、ひいては得意先のメリットに直結します。

素形材部の技術の高まりと伸びる需要に比例し、加工工場の需要と得意先から求められるレベルが急激に高まっています。こうした状況を受けて汎用機のみでなくハイレベルな特殊機械の導入、職人技のみに頼らない作業のシステム化と個々のレベルアップなど、急ピッチの改革が進んでいます。

その一環でベアリングハウジングに注力し、2014〜15年にかけてロボットを導入した量産加工のラインを新設。それと同時に、IATF16949という自動車業界に特化した品質保証の国際規格の認証も受けました。ただ、現在は自動車産業そのものがハイブリッド車や電気自動車の台頭によって過渡期にあります。その中で産業構造がどのように変化しても柔軟に対応しながら必要とされる部品を生産できるよう、準備を整えています。

得意先ニーズに応える加工技術

鋳造された製品の多くは、すぐに使える鋳造部品として機械加工され、組み立て部品として得意先にお届けしています。

一貫生産のヤマト

加工工場は2棟(延べ750坪)あり、マニホールド、タービンハウジング、ベアリングキャップなど各種の鋳物を加工しています。

近代的な加工機械に更新中

得意先要求を満たす品質と加工能力の向上を目的に立型・横型マシニング、NC旋盤をはじめ、最新型の加工機を導入しています。